FuniFuniFesta!のフレンドリーなブログ

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夏コミの予定と内的宇宙の自律的平衡維持作用、つまりすいませんみたいな話について

こんちには。HGUCメッサーラの部分塗装部分にマスキングテープを貼り続けているLazy8です。組み立てるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

夏コミの予定的なものをサイトで公開しました。関連して若干のご説明を。

最近、群馬県の偉人・中山秀征さんの「大成した人は辞めなかった人」という言葉に考えさせられました。

「どんな仕事もそうだと思うけど、大成した人って辞めなかった人なんですよね。同じくらいの力があっても、何らかの理由で辞めていったり、道を変えたりする。僕の同期にも歌のうまいヤツも、芝居のうまいヤツも、かっこいいヤツも、背の高いヤツもいたけれど、何かの理由があって辞めていった。その中で僕は辞めなかったというだけ」

で、この手の物言いって「努力すれば夢はかなう」みたいなのと同じで「勝者の寝言だろテメー」的なことを思う方もいらっしゃるようで、わたしも中学生くらいの時はそんな風にとらえたような気もするのですが、既にある程度解脱気味のわたしはある種の方法論としてこの言葉を受け止めています。

多少の論理的不正確はアフォリズム的に目をつぶって「大成した人は辞めなかった人」を「大成するには辞めないこと」に変換すると、辞めないことの大切さが分かってきます。わたしが同人活動に踏み切ったのは「毎日絵を描けば10年後にはなにか描けるようになっているはずだ」という方法論的な確信、つまり凡人であっても才能を時間と習慣と執念でイコールさせることができる、長い時間をかければできないことはおおむねないのではないか、というオプティミスティックな確信でした。

で、10年以上たって確かに同人誌まで出せるようになり、そうなってみていまわたしは自分の努力というか、かけた時間の引取先を考えています。正直言って年々同人誌作るのは大変になってますし、ちゃんと描くには時間が必要ですし、同人誌イベントにセミプロのような作家さんも増えている現状、メインは会社員という立場的にサークルとして参加を続けるのはなかなか困難だと感じています。

いろいろ見てきて思うのですが、本職ではない同人活動を続ける最終的な閾値は「描きたいものがあるのかどうなのか」ということなのだろうと感じています。わたしはというと「まだ全然描けてない」というのが正直なところで、大成はしなくていいのですが「最後まで描く」にはどうすればいいのか、それを考えるに、「辞めない(止めない)こと」、辞めないためにどうすればいいのか、が大切になってきます。それがここ数年です。

というわけで、なにが言いたいかというと、創作同人界に足を踏み入れた時から描いている続きものがあるのですが、いろいろあってまたスタックしてしまい、というのも「1巻を4回分で構成する」という内的な縛りに従ったところ原稿のメドが立たなく

 なってしまったからなのですが、ある夜「別に4回分じゃなくてもいいのではないか、8回でも100回でも続かないよりはいいのではないか」という天啓を風呂の中で得まして、まさに「エウレカ!」、フランス人の言葉では「ユリイカ!」とかなんとか叫んで夏コミ本の構成にとりかかったわけでありました。

そんなこんなで新刊が夏コミに出るのですが、えー、「なんじゃこりゃ」というようなところがあるかもしれませんが、そこにはこのような背景があるということをですね、同人倫理的にご説明申し上げておいたほうがよいのではないか、というような観点からつらつら述べさせていただきましたどうもすいません。

埋め合わせ的にグッズというかクリアファイルを作りました! 新刊に自動的についてきますのでよろしくお願いします! 以下の絵のような1次創作です。1次創作なのでコミティアにも出せるはずです。大量に余るので欲しい人はいくらでも言ってください。できれば1枚100円くらいで買ってくれると赤字が圧縮できるのでとてもうれしいのですが無理にいいです。

1週間後のコミティアにもサークル参加します。こちらの予定はまた後ほどお知らせします。

 

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