FuniFuniFesta!のフレンドリーなブログ

同人まんがサークル「FuniFuniFesta!」のイベント参加情報などをお知らせする友好的なブログです。

俺たちの闘いは続く 今年もよろしくお願いします

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こんにちは。飲んで食って寝てといういつも通りの正月を過ごしたLazy8です。録画したバトスピ全部見ました。ラグランジェ2期はあと4回残ってます。

というわけで冬コミに参加の方はお疲れさまでした。こちらもつつがなくというか、本の種類が増えすぎたので1週間くらい試行錯誤してひねり出した陳列方法のカギを握るブックスタンドを全部自宅に忘れてきたりとか、なんとかちゃんのマグカップを全部自宅に忘れてきたりとか、スペースナンバー入りのA3ポスターをネットプリントで作ったのはいいけれど開場前に「それナンバー間違ってますよ」と通りすがりの親切な方に指摘をいただいて上から貼り付けて修正したりだとか、そんなことがあってかなり脱力しましたが、おかげさまで大勢の方にきていただき大変感謝しております。

冬コミ新刊はわれながら「ああこれは11月のコミティアの後に思いつきで作ったんだろうな」というような内容だったかと思われますが、描いている中で頭上に豆電球が発光する瞬間も何度かあり、今後のためにもよかったような気がしています。B5の広さのすがすがしさは再発見でした。

新刊はとらのあなさんとCOMIC ZINさんに委託をお願いしました。アリスブックスさんには新刊を含む在庫のある既刊全部の委託を可能であればお願いしようと思っております。

もろもろ微妙な情勢でもあり、今年は「セレモニー」の続きを描こうと思っております。冬コミで「『まいこ』って母親の名前なんでアレなんですどw」みたいなお話をうかがって、ものすごくウケました。

 次は2月3日のコミティアビッグサイト)にサークル参加する予定です。締め切りまであと3週間程度ですが、新刊作れるといいなあと思っております。

 

正月にPlayStation Store版の「機動戦士ガンダムUC」をちょっと見ました。その中で原作者の福井晴敏さんが「われわれの世代のために企画されたアニメってないんですよね」(福井さんは68年生まれ)というようなことをインタビューで言っていました。

おっさんであるわたしもその辺のことはよく考えます。確かに、サブカルジャンルではおっさん向けをうたったものってあんまりないような気がします。ゲームだと洋ゲーはおっさん含め年齢層高めに作ってあるものが結構あると感じますが(スカイリムのTESシリーズは海外ではおっさんファンが多いらしいです)、日本のゲームは10代向けがほとんどという印象です。映画やテレビドラマはおっさん向けに作られたものが結構あるとは思うのですが、おっさんと言ってもわれわれの頭上を一気に飛び越えてビッグコミックみたいなじじむささに行ってしまうような気がします。

ミステリを始め文芸では40代でデビューというのは特に珍しくないと思いますが、漫画では基本的には若い人のセンスを愛でるものであり、わたしが唯一読んでいる漫画雑誌「ねこぱんち」はその名の通り猫まんが専門誌なのですが、ここにも「若き才能募集!」などとあります。

ですが、わたしがねこぱんちでいい作品だなと思うものは若くはなさそうな作家さんのものが多いです。それは漫画家としての熟練ということ以上に、猫というものと人を見つめる視線に、例えば年月によってよく咀嚼された気持ちであるとか、そういったものを感じるからではないかと思っております。感性は年とともに若さを引き算するものなのか、あるいは若さに時間を足し算するか、あるいは若さに時間と経験をかけ算して独自の広がりをもたらすのか。わたしは子どものころからかけ算でできた作品が好きなんだろうと思っています。

 で、おっさんが描いたおっさんのための学園漫画とか、なんだかよく分かりませんが、そういうものがあってもいいんじゃないかと思います。といってもおっさんのために描こうとかそういう風に考えてやってるわけではないのですが、少なくともおっさんが描いたものではあり、そして人生にとって学園と夏の長い日に終わりはないことはこの年になってみてよく分かったのですから、「おっさんたちの闘いは続く」とかなんとか怪気炎を上げながら今年も趣味丸出しのなにかを描いていければいいなあと思います。もはやあせりがないのはわれわれの強みであります。

 

ご縁がありましたら、今年もどうぞよろしくお願いします。